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「センター試験廃止後はこうなる!~新中学1年はあと4年で大学入試!?~


6年後の2020年度実施分(2021年度入試)から、つまり現小学6年(平成27年4月時点での新中学1年)からセンター試験は廃止される予定です。これはまだ確定ではなく、文部科学省の中央教育審議会で答申案が出ている段階なのですが、これまで中央教育審議会の答申案が覆されたことはないので、ほぼ確定と考えてもよいでしょう。厳密な決定にはその答申を受けて、文部科学省が法案を提出して国会で了承される必要があります。

新しい2つのテスト

センター試験が廃止されると、大学入試はどのように変わるのでしょうか。センター試験に代わるものとして、高校教育の基礎的学習の達成度を把握する「高等学校基礎学力テスト(仮称)」と、今のセンター試験と同レベルの難易度の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の2種類の試験が導入される予定です。どちらも在学中に複数回受けられるようになるようです。

「高等学校基礎学力テスト」は推薦入試やAO入試の資料として使い、「大学入学希望者学力評価テスト」は、1点刻みの点数ではなく、5~10段階程度のランク別評価(例えば、100~91点であればAランク、90~81点であればBランクというようなイメージです。)とし、高校在学中に複数回挑戦できるとしています。それに伴い、大学の個別学力検査(国公立大学でいう2次試験)も変えたいと考えているようです。義務ではありませんが、個別学力検査もこれまでのような学力試験だけではなくて、面接や小論文などで人間性をみるように推奨しています。それを行った大学には文部科学省から補助金を今より増額すると伝えています。

しかし、大学によっては受験者が1万人を超えるところもあるので、大学がすべての受験者を面接するというのは実際には難しいでしょう。1日~2日で済む話ではないからです。現在はどの大学からも、個別学力検査をどのようにするかという返答は出ていないので、今後の発表に注意しておく必要があります。

現在、全国の大学のうち、およそ100校(私立大学では6校に1校)が入試問題を予備校などに外注しています。自分の大学では入試問題を作る能力がないからです。そういった入試問題作成のノウハウがない大学が、補助金が増額されるからと言って、面接や小論文の試験に切り替えることは、容易ではないでしょう。

これまでのセンター試験の制度であれば、高校1年~高校2年までは、入試をあまり意識せずにのんびりすることができていました。高校3年の1月に実施されるセンター試験のときに結果を出せば、それだけで良かったからです。ところが、センター試験がなくなり大学入学希望者学力評価テストが始まると、それは許されなくなってしまうのです。

少なくとも在学中に複数回の大学入学希望者学力評価テストが行われるということですが、これは問題の漏えいを防ぐため、全国で同一日に行われるはずです。そうすると、少なくとも普通科の高校は全て、学校の授業自体がその試験に向けたものに標準化されていきます。当然高校にとっては、その試験でどれだけ点数を取らせるかということが重要になってくるからです。そうすると普段の学校の授業の予習や復習をきっちりしていくことが、そのまま受験対策に直結します。ということは、学校の予習や復習の重要性が高まり、学校の予習や復習を請け負ってくれる個別指導塾のニーズが高まります。

新中学1年は3~4年後に大学受験が始まる?

注意しないといけないことは、現小学6年からこの制度が導入されれば、早ければ高校1年の夏休み明けあたりに、大学入学希望者学力評価テストが行われるかもしれません。そうするとなんと現中学1年(平成27年4月時点での新中学2年)より、現小学6年の方が先に大学受験を迎えてしまうことになるのです。現小学6年は今から数えて、早ければ3~4年後に大学入試が始まってしまうのです。

現中学生は浪人できない

もう一つ、こういう受験システムが変更するときの注意点として、その前学年である現中学1年は大学受験で浪人することが非常に難しくなります。おそらく救済措置として浪人生向けの大学入学希望者学力評価テストなども行われるとは思いますが、システムの変更時に浪人してしまうと、その入試のシステムに合わせて勉強をやり直す必要が出てくるので、その労力はとても大変なものになり、負担が大きくなるからです。また、他の生徒も浪人することが大変であることが分かっているので、必死で勉強するため、システムが変わる前学年の現中学1年は、全体的に学力が高くなり、大学受験が非常に厳しい学年となることが予測されます。過去に共通一次試験が導入されたときにも同様の現象が起こりました。

大学入試時に大学入学希望者学力評価テストが導入される小学生は、今からどういう勉強をしていくか、ということが大きく変わっていきます。なぜならば現小学6年は、6年後に大学入試だと考えていると大きな間違いで、早ければ高校1年になる3年後に大学入試が始まってしまうのです。大学入学希望者学力評価テストはおそらく、センター試験と同じく全教科行われることが予測されるので、英語や数学だけでなく、早い段階から入試で使う全教科の勉強が必要となります。さらに高校の早い段階で試験を行うため、高校入試で培われた5教科の力がとても重要になります。そこまでに身に付けた力が大学入試に直結すると考えてよいでしょう。

ですから中学生のうちの勉強が高校受験と大学受験の両方に影響してくるため、今まで以上に中学生のうちの勉強がとても重要になってくるのです。もちろん高校の普段の授業の内容も非常に重要になるので、高校選びもこれまで以上に慎重になる必要があります。高校の授業は大学入学希望者学力評価テストを意識したものに変わっていくので、学校の授業を完全に理解することのできる学力が必要になってきます。

大切なことは対応できる準備

まだ、決定していないことも多い高等学校基礎学力テストと大学入学希望者学力評価テストですが、分からないことが多い分、前もってアンテナを張り、どのように状況が変化しても対応できるように準備をしておく必要があります。そこで当塾TOPSではあらゆる方面のネットワークを駆使して、いち早く情報を正確にキャッチして、的確な対策を取り日々の指導に反映させていきます。

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